マレーシアの2回目のロックダウンの様子をお伝えします

海外生活

マレーシアは2021年6月1日からロックダウンです

日本の緊急事態宣言とは全然レベルが異なる厳しい行動制限です

人口当たりの新規感染者がインド以上ですから、やむを得ないかもしれません

日本の対策これでいいのか、考えるきっかけ

また

これからマレーシアに移動予定のある方、職場の仲間やご家族がマレーシアにおられる方、ご参考に

ロックダウンの行動制限

細かい規制はかなりあるのですが、大まかにいえば、

「エッセンシャル事業以外のすべての経済活動、社会活動を中止する」

というものです

「エッセンシャル事業」というのは

人間の生活に必要不可欠な事業で

お店で言えばスーパーやコンビニ、薬局、レストラン(テイクアウトのみ)

企業で言えば、日用品生産工場、公共交通、ロジスティック関連事業をしている会社

これら以外のすべての企業は会社を閉鎖し立ち入ることもできません

この「エッセンシャル事業」に指定してもらうため、各企業は通産省に申請をし許可をもらう必要があります

許可をもらえても、工場内の蜜を避けるため、出社できる従業員は60%まで

スーパーも売り場面積当たりの入場できる人員は限られています

さらに、移動距離も限られ、スーパー等に行く場合でも、自宅から10km以内と決められており、

所要な道路には確認のための警察の検問が設置されています

また、エッセンシャル事業のため出社する場合も、許可証を常に携帯し、検問にあったときは提示する必要があります。

これらに違反した場合は罰金、企業の場合は稼働停止等の厳しい処置が待っています

日本の自粛と異なり、完全強制です

補償もありません

いやー厳しいです

でも、昨年タイで同じ経験しましたが、こっちが世界標準で日本が特殊って感じです

企業活動の影響

エッセンシャル事業でない会社は会社を閉鎖しておりますので、在宅勤務できる仕事以外は活動が止まってしまいます

当然、その間の売り上げは上がりませんから収入無し

さらに、その間の人件費を丸々会社負担で支払ってます

従業員の生活があるし、スタッフは在宅で働けるから給料出すが、

工場作業者は在宅無理やから減給、っていうのは、線引き難しいですから

私の会社はエッセンシャル事業に認定されましたから、一応60%の稼働を行っています

それでも、

料や部品のサプライヤーが認定されないと、サプライヤーの在庫品の納入さえしてもらえません

これ、結構ポイント

10年前タイの大洪水の時も、

自分の工場は動くけど、サプライヤーが水に浸かっため稼働できません

ってこと、普通になりました

むしろ、水に浸かった工場のほうが、開き直れるし周りも優しかったですね

浸かっていない工場に

「なんで浸かってないのに生産できけんねん」

って、言う人いましたよ、普通に

サプライチェーンってホント重要です

ですので、今回も、部品、材料のある限りでの生産になります

おまけに、サプライヤーに通産省からの確認が入り、

「ヤッパここはエッセンシャル企業ではない」

と判断されると、即時稼働停止されます(実際されてしまいました)

サプライヤーにある在庫品だけでも納品後に閉めさせてもらえれば、と思うのですが、

即、容赦なしです

ですので、エッセンシャル事業でありながら、いつまで生産できるか不明です

まぁ、こんな感じで企業の側の事情はお構いなしです

輸出先のお客様にはいつ納品できるか催促くるし、

日本の親元からは、

「1年前にも同様のことがあって、対策考えていなかったか!!」

(そんなんできるかいな・・・・)

って叱られるし、

踏んだり蹴ったりです

感染対策

工場が稼働している以上、社内での感染対策はかなりしっかり実施しているつもりです

ラインの作業者の間には仕切りを設け、社内の消毒は1日3回、換気も行い、徹底的蜜の排除

食堂も4班に分ける時差喫食、各工程ごと一人一人に仕切り板もつけてます

実際、社内の感染者が出ていますが、社内感染は確認されていません

感染者の部署はバラバラ状態です

感染経路調べると、家庭内感染、もしくは集団生活による感染がほとんどです

マレーシアは家族でパーティのように夕食をとります

特に、イスラム教のラマダン(断食)の期間は、日の入りを待って大勢で夕食を楽しみます

感染者の急増とラマダンの時期が一致しており、感染者が急激に増えた要因の一つと言われています

また、外国人労働者が多く、彼ら彼女らは多人数部屋で集団生活をしています

このような環境なのでどうしても、感染が拡大する傾向があります

ですので、会社を閉鎖しても家庭内感染対策を取らないと、感染抑制効果がどこまであるのか、少々疑問に感じているのが本音です

実際、ロックダウン一週間経ちましたが、その効果はまだ感染者数からは確認できていません

個人生活への影響

エッセンシャル事業に認定されましたので、会社には出社できるのですが

現場確認をする必要があるときだけ出社しています

それ以外は、スーパーへの買い物、テイクアウトの食事をとり行くときのみ外出

ほぼ完全引きこもり

マレーシアの到着後の隔離生活を思い出します

マレーシア隔離生活ブログ1
社名により、タイからマレーシアへの異動が決まり、現地へ移動・1週間の隔離生活、リポートします。今回は初日から3日までをリポート。

赴任2か月でこのような状況になり、会社とアパートと併設のショッピングモール以外どこも行くことのできない

穏やかな生活を強いられています

何をしているか、

仕事、ブログ、読書、筋トレ(自宅)

がメインです

好きは阪神の試合中継と、飯を食べるのが楽しみって感じです

参考までに筋トレメニューの紹介です

コロナ自粛で活動制限中でもできる自宅での筋トレ
筋トレは、ジムに行かなくても可能です。特に初心者には。コロナで自粛中で出かけにくいとき、いきなり「ジム行くのはちょっと」と感じる方は。自宅トレーニングを始めるのもいい方法だと思います。タイやマレーシアで経験した活動制限中に行った、自宅トレー紹介します。

まとめ

マレーシアのロックダウンについて話させていただきました

日本の緊急事態宣言とは全然違います

緊急事態には私権を制限できる国とできない国の違いでしょうか

憲法で、緊急事態時に私権を制限できない国はあまりないと聞きます

今後の日本、これでいいのか真剣に議論をする時期に来ているような気がします

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