長年、資産形成のための「投資」をしてきました
仕事でも、成長に向けての「投資」してきました
これらの投資の定義を「収入を増やすため」と考えたときに
「国って将来の収入を増やすための投資してないよな~」って思って考えを整理してみました
「収入増やすため増税してたんでは国は成長せんやろ」ってすご~く思ってします
個人における投資のイメージ
個人における「投資」って言葉を使うとき、なんとなく
「自分のお金を増やす」
みたいな感じで使っていました
20年前からに老後に向けた資産形成として、長期視点の株式に投資を行ってきましたが、その投資をする前はもちろん、長期の資産形成としての投資を始めた後でも、
資産形成=将来の資産を増やす=お金を増やす=投資
みたいなイメージで「投資」と考えていました
会社における投資のイメージ
会社でも、いろんな投資をします
私は工場の経営しているの「金型投資」「設備投資」「人材投資」みたいな言葉の使い方で、事業の拡大、成長のため、将来の利益を増やすため、「今の現金を減らしてでも使うべきお金」みたいな感じで「投資」という言葉を使っていたでしょうか?
間違っていないと思うですが、「会社」「個人」の場面で別の言葉のように使ってました
今、こうやって書いてみると「おんなじやんけ!!」って思うのですが、投資対象が個人の場合は「株」、会社の場合は「金型」「設備」がメインだったから、違うもののように思えたのかもしれません
でも、もう一つ違うものがありました
「時間軸」です
投資の定義考える
こんなことを考えるのも変なのかもしれませんが、私の中では大きな気づきだったので書いてみます
きっかけは、両学長のこの動画を見た時です
この動画の内容を自分なりに編集して、こんな図にしています
この図は、投資初心者に
「投資ばっかりやって、自分の生活を豊かに過ごすことを忘れたらあかんで」
=「浪費も大切」ってことを言うために作成したのですが、
この図を作成した時に「投資って収入を増やす手段」って改めて気づいた次第ですm(__)m
そう考えると、投資は株でなくても「自己投資」「時短家電に投資(時間を節約して自己投資含めてお金を儲けることに使う)」「新商品を発売する時の金型投資」「生産能力を増やすときの設備投資」等
「全部一緒やんケ!!」
て思えて、メッチャ頭の中がクリアになりました
あとは、時間軸の問題
すぐに回収するか、長期的に回収するかだけの話
・会社の投資は多くは数年以内、
・個人の資産経営のための株式投資は20年単位の長期
・今の仕事に必要なことを勉強する短期の自己投資
・長期的に必要な教養を身に着ける長期視点の自己投資
等々、時間軸変えたら、全部収入を増やす手段やったわけです
国家予算における投資
ここまで考えた時に国の予算についても「オヤ?」って感じるようになりました
長々と書きましたが、ここからが今日もっとも訴えたかった話です
最近、プライマリーバランス維持目標を政府が強く言い始めました
またMMT理論に基づく、政府と反対の考えもよく聞きます
前者は、国の国債発行を増やしすぎないように収支のバランスを取る考えかた
後者は、ハイパーインフレが起きない限り、どんどん国債を発行し必要な政府支出を増やすべき
みたいな考え方と理解しています(100%正確ではないかもしれないけど、一言で言えばあってると思います)
個人的に私が今の国の予算で不足しているのは、研究開発費だと思っています
これに関連して高等教育予算です
今の日本が競争力を低下させ、国力をドンドン低下させている現状から脱却するには
「国家の進むべき方針を決め、その実現にむけた技術の進化のための研究開発、加えてそれを実行する人材の育成に国家予算をつぎ込む」
方法が最も必要なことだと考えています
この分野での日本は米国や中国に大きく後れを取っています
なぜ、予算をつぎ込めないかというと、「国にお金がないから」という回答になります
そのため、研究開発の主たる場所となる大学の研究費は減らされている状況です
ここで不思議に思ったのは、「本当にお金ないの???」ということです
先に、「投資の定義」について長々と書きましたが、結局
「研究開発」「高等教育」
両方とも、時間軸の長い、国が将来利益を得るための「投資」ちゃうの
と思えたのです
ただ、研究開発も高等教育も投資の回収をするには、不透明でかつ長期である問題があります
だからこそ国がやるべき投資
そのためのお金は「借金」すればええやんけ
それによって人が成長し、研究開発が成功し、新しい産業が生まれ、国力がアップする
その時点で回収すればいいわけでで、何の問題もありません
その意味で、私はMMT理論のことは十分わかっていませんが
借金して投資して、投資成果=収入が増えた後、回収すればよい
困難、企業は普通にやってます
これだけのことだと思い、
プライマリーバランスの達成なんぞは、全く不要な考え方
むしろ国を貧しくする考え方とさえ思うようになっています
実際政府の支出は、他国に比べ増え方が少ないく、おまけに企業も投資を減らし負債も減らしています
これでは、国として成長するわけないですよね
このあたりの考え方は、小川製作所さんのブログから影響を受けいます
興味ある方、ぜひ読んでみてください
注)小川製作所さんはファクトを丁寧に集めて、我々に考える切っ掛けをを与えてくださっています。小川製作所さんの考えが私と同じ考えとは限りません
まとめ
個人の投資の話から、国家予算のあり方まで、大胆なことを書きましたが、「投資」について今思っていることを書いてみました
皆さんいかがですか
「国が借金しすぎたら、財政が破綻する」っていう人もいますが、すでにたくさんの国債発行していますが、全く破綻する気配は感じませんし、
なぜ、お金発行する権利を持つ国が破綻するのか全く理解できません
(インフレ注意が必要なことはわかります)
さらに、研究開発、高等教育への必要な予算は、今の社会保障費に比べれば微々たるものです
借金がダメなら、社会保障費の一部を廻せばいいだけです
この辺の根拠は「安宅和人著 シン・二ホン」の内容をベースにしています
「若い人にツケを残すべきではない」という人もいますが、今の予算配分は若い人でなく明らかに年寄り優遇です
誤解を恐れずに言えば
むしろ若者を犠牲にして年寄りが優雅に暮らしている構造そのものです(今の日本を築いた先人達を軽視するつもりは全くありません)
「老人を生かさんがために、若者を犠牲にするような国に未来はない」
byマルケロス atカルタゴの戦い
私自身、今後老後を迎える身として、大切にしたい言葉と思っています
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