株式を中心にした資産運用を20年続けています
運用資産の約7割を米国株式のインデックス中心に長期運用しています
残りを趣味の範囲で、米国個別株およびテーマETFで運用し、楽しんでます
1月、久しぶりに(コロナショック以来)大きく株価は下落
グロース株、ハイテク株中心に強烈に下がりました
この1年くらい、月中に下がっても、終わってみればS&P500は史上最高値更新、みたいなことが続いていましたが、金融引き締めが現実化し、さらにそのスピードを加速する可能性が高くなった今、市場は、ここ数年とは大きく変わったと言えるでしょう
こんな時こそ、素人の私は「米国の経済成長を信じて投資」の基本コンセプトを忘れず、目の前の株の上がり下がりに一喜一憂せずに、市場に残り続けることが重要かと考え保持継続です
1月の米国市場
1月の米国市場は、まずはFOMCの議事録、そしてブレイナード副議長の発言、さらには月末のFOMC後の場パウエル議長会見等、とにかく、物価上昇に対して、金融引き締め加速する思惑を感じるニュースが発信されまくって、下げる一方の株価でした
特に、月末のFMOC後のパウエル議長記者会見は、直前の観測記事(年内に金利を7回上げる)後の市場の混乱にビビってか、タカ派を匂わせながらも、のらりくらりの内容で、不安定を嫌う市場に対して全く効果のない会見でした
MSFTやAAPLの決算が見事だったのがせめても救いで、何とか歯止めがかかったみたいな感じで、月末二日はハイテク中心に戻りがありました
これだけ物価が上昇している状況を考えれば、金利引き上げ、FRBの資産縮小は避けられず、確実に株価にはマイナスです
頼りは「企業の業績」となりますね
幸い21年4Qの各社の決算は、悪い会社もありますが、いまのところMSFTやAAPLのようにマズマズの状況
決算が維持できれば、ここ3年のような株価上昇は無理としても、暴落は避けられるのでは思っていますが、先はわからないですね
まずは、月初のFB、AMZMの株価注目しています
1月各指数は
S&P500 マイナス5.5% ナスダック100 マイナス9.3%
ナスダック100、一時は15%以上の下落していました、月末に少しリバウンド
しかし、これが上昇局面からの転換と考えるには時期尚早かと
S&P500のチャートです
こうやって見ると1月がはジェットコースタのよう成績ですね
とは言っても、昨年の10月レベルまで下がっただけと思って、必要以上に悲観的ならず、市場を眺めていきましょう
1月の運用結果
私の運用結果はマイナス7.6%
市場平均(S&P500)から大きく劣後 何とかQQQの下落より”マシ”ってレベルでしょうか
このような金利上昇局面では、グロース株は厳しいですね
インデックスの半分がQQQ、さらに個別ではGAFAMTNの内、GOOG、MSFT,AAPL、NVDA,TSLAを保有、さらに、ここ数年人気のハイパーグロースも保有していた私は、強烈なダメージを食らってしまいました
QQQを持ちながら、ハイテク銘柄を持つ必要があるのか?若干疑問があるポートフォーオではあります
市場平均を超えることを狙って、銘柄選定した結果ですが、少なくとも現在のような局面ではダメダメポートフォーリオですね
ただ、個人的に GOOG、MSFT,AAPL、NVDA,TSLA に加え保有しているDHR、この6社は、長期的には、まだまだ成長性と収益性は十分として、保持する予定です
今後、下落局面が続いた場合、どこまで耐えられるか、試される局面です
1月の売買
現状のような状況では、もはや利益が多くない=PERが以上に高い銘柄を持つことは危険と判断し
最後まで保有していたハイパーグロース株CRWDとABNBを売却
保有比率の高いAAPL、MSFT、NVDAを一部売却
先ほど、保持継続と書きましたが、比重が高いのでバランスとるため一部売却です
旅行株のMAR、DAL エネルギーETFのVDE、バリュー株ETFのVTVを購入
CRWDとABNBは決算が良かったので最後まで持っていたけど、厳しいかなと判断
個別株はコロナ後回復期待の旅行株を選択、
ハイテク変調を少しバランスとるため、原油高騰下でのエネルギー、それに金利上昇局面では、しっかり利益を稼げてる会社に投資すべきと判断してバリュー株のETF
エネルギーとバリュー株は個別を選ぶ力がなくETFにしました
結局、「VTI買っとけばええんちゃう」みたいな感じになってますが、まぁ少しだけトレンド追いかける気分で楽しませてもらいます
今月のポートフォーリオ
グロース株売ってETFを買ったのでその比率が変化
それから、高配当日本株が米国株ほど落ち込まなかったので(むしろプラス)、少し比率が上昇って感じでしょうか
今後の投資方針
これだけ難しい投資環境の中、今年は厳しい結果が待っていると覚悟して、我慢の時かと
個人的には、希望的な面も含めて、しっかり企業の業績が金利上昇並みに伸びれば、大きく崩れることはないと考えています
インフレが収まらず、金利はどんどん上昇、それに伴い個人消費悪化、景気悪化の流れになれば、さらに厳しい我慢の時となり、さらなる覚悟が必要になると自覚はしています
いずれにしても「長期では必ず米国は成長する」を信じて投資しているわけで、
・市場から退出すことなく今までの積み立ては確実に継続
・タイミングを見た売り買いをして儲けようとしない
・個別は、収支の良い会社、業界をしっかりホールド
この原則を忘れず、狼狽売りすることがないよう市場見守っていきたいと思います
まとめ
1月に入り、確実にここ数年とは状況が変わってしまいました
それに伴い、個別で楽しんでいる部分は自分なりに考え対応してみました
ただ、インデックスに関しては、全く触るつもりはありません
インデックスを相場を読んで、売り買いするのは、素人には無理と思っています(過去に、イッパイ失敗しています)
ここ数年が異常な成長だったわけで、今後しばらくは調整局面であり、なかなか株価も上がらない覚悟が必要です
しかし、米国の長期的成長を信じて投資しているので、今のしっかりホールドで市場を眺めていきましょう
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