最近FIRE(Financial Independence、 Retire Early)と言う言葉を良く聞くようになりました。
「経済的自由度を得て早期にリタイアする」の意味ですね
この言葉の重要な点は、「早期にリタイアする」と言うより「経済的自由度を得る」ことが重要だと感じています
経済的自由を得ることで、生活や仕事における余計なストレスが減り、また人生における選択肢が広がり、いろんな自由を得ることができます
私、いまだサラリーマンを続けていますが、いろんな人に支えられながら「経済的自由」まではいかないまでも「ある程度の余裕」を得ることできてきました
そのおかげで、つまらない野心を捨て、自分考えで(組織の一員としてではありますが)それなりに自由度を持った仕事がすることができ、充実したサラリーマン生活をしています
FIREに関して、私の経験を少し述べて皆さんの参考になればと思います
経済的自由(少しゆとりのある生活)の実感を得る
この歳(50歳半ば)になり、経済的自由とは言わないまでも、少し経済的にゆとりを感じてきました
これは、「収入が増えた」との意味ではなく、この先、「この先、夫婦二人なら何とか生きていけるなぁ」と実感でき始めたという意味です
実感できた背景は
・資産をある程度蓄えることができた
・子供も学校を卒業し子育て義務が大幅に減った
ことでしょうか
資産に関しては大きく二つ
・株式投資
・持ち家のローン終了
ですね
資産運用は20年以上、株式の投資信託を中心とした積み立ての継続できたおかげです
これは、「経済的自由」を得るために必要なことだと思っています
注)「運用」を優先に経済的自由を考えるのはお勧めしません。
「しっかり稼ぐ」が最優先です

早期リタイアではなくサラリーマンを継続
上記のような経済的状況ですが、早期リタイアをせずサラリーマンは継続しています
これは、「会社辞めるとすることがない」とか、「収入が減る」とかの理由ではないです
会社辞めた後の仕事の計画も立てています(サラリーマンをもう一度するつもりはありませんが)
単に
「仕事に自由度を感じながらできるサラリーマン生活を送ってみたい」
と思っているからです
「自由度」の言葉の意味を上手く伝えられるか自信がないのですが、
「いつでも会社なんぞ辞めたるわ」
って気持ちをもって仕事するってことでしょうか
若いころ(管理職になる前)も同じような気持ちで仕事し、それなりに充実していたのですが、課長~部長と役職が上がるにつれ「いつでも会社や辞めたるわ」という感覚は薄れてきました
役職が上がるにつれ仕事に「責任を感じた」面もありますが、「会社内での立場を安定させたい=出世したい=経済的な安定を得たい」と言う気持ちが、かなりあったと思います
結局、目指していたところには到達できず、本流を離れ、長く海外の工場で働くキャリアを積むことになりました
いま、50代半ばを過ぎ、サラリーマンとしてのゴールが見え始めたことに加え、「夫婦二人、生きていくには困らん」ことを実感し始め「いつでも会社なんぞ辞めたるわ」としっかり自覚しています
そうすると、今まで、企業として「価値を生まない仕事」にエネルギーを使っていたことが馬鹿らしくなってきます
「価値を生まない仕事」とは、自分のポジションを確保するための社内調整や忖度、妥協ですね
当然、「価値を生む仕事」でも、周りへの気遣いや、調整は必要です
しかし、目的が明らかに異なります
「価値を生みだし」その価値で「お客様に喜んでいただける商品やサービスを提供する」ここを目指す仕事はやはり充実します
誤解しないでください
以前も「お客様に喜んでいただける商品やサービスを提供する」ここを目指して仕事はしていました
あくまで、「そこに全力を尽くせるか」、との意味ですので
といことで、この自由度を得た環境で少しサラリーマンを楽しませてもらいます
まとめ
FIREと言う言葉がはやっていますが、「リタイアすることだけが経済的自由を得ることではない」と言うことを、自分の経験をベースにお伝えしたいと思い、この記事を書いてみました
今のサラーリーンとして仕事をする中=組織の一員としてではありますが、それなりに精神的に自由度を感じて仕事ができています
ある意味、恵まれた環境にいるから言えることかもしれませんが、40台には感じにくかったサラリーマンを楽しめるようになってきたのは事実です
また、この自由度を得ることができたのは経済的な面だけではないことも付け加えておきます
ブログには書きにくい、公私にわたるいろんな経験もありました
嫌な思い、苦しい思いもたくさんしましたが(いい思いも沢山しています)、今となればいい経験だったと振り返ることができます
さらに、私一人で経済的ゆとりを持てるようになったわけでもなく、
命がけで働き、私たち兄弟に教育を受けさせてくれた両親
田舎を離れ、自分の選んだ人生を歩むことに背中を押してくれた兄、姉
それに、私を支え続けてくれている妻
また、困った時にも一緒に働き続けてくれた多くの仲間
の存在を、今、改めて感謝するとともに、書き加えさせてもらいます
最後に、ちょっとカッコつけさせてもらいましたが、今回の記事、
サラリーマンではあるものの、比較的自由度をもって仕事ができている自分の自慢ではなく、多くの人への感謝の意味と理解していただければ嬉しいです
「経済的自由度」を得ることで、「早期リタイア」だけでなく他に得られることがあることをお伝えしました
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