アジアで長く向上の仕事をしていて悩むことの一つが、部門間の連携です
結構部門間の縦割りの意識が強く、連携がよくありません
連携をよくするために、そそして要性を理解してもらうために、部門の関連を図にしてみました
部門間連携ができない理由
アジアで新しい工場に赴任する毎に感じること
「現場で問題が起きた時、その情報が部門間に伝わらない」
「一緒に問題を解決しよう」みたいな雰囲気が弱いですね
部品が切れたら「調達部門に伝えた」
部品部門は「品質部門がOKしていない」
品質部門は「開発が検査基準を変更した。最終結論の連絡が来ていない」
もう、わけわかりません🤣(┬┬﹏┬┬)
「私の仕事はここまで!!」って皆独自の定義を決めて、そこからはみ出た仕事は知らんって感じです
原因の一つが、情報が一方通行
もう一つが、三遊間(部門間)の球(問題)を取りにいかない
◇情報が一方通行
問題が発生したら
「〇〇に伝えました」
「ほんで、どうした?」
「連絡待ってます」
「待ってるだけ?」
「ハイ」
「・・・・・」
ここに、問題解決に向け「話し合う」という概念はありません
◇三遊間(部門間)の球(問題)を取りにいかない
「製造の問題か調達の問題」か、微妙な話ってよくあります
調達部品切らした原因が、実は製造が生産計画変更してたみたいな
これって、両方の問題なのですが、一方だけの責任にお互いがしている例です
生産活動部門の連携
これではまともな生産活動はできないので、いかに部門間が連携することは、生産活動をスムーズにすることをメンバーに理解してもらわないと進みません
その連携の仕組みを図にしてみました
今回は問題発生時の連携を中心に話します
この問題が業務の改善ポイントになるり、改善により工場全体の力=現場力がアップします
まずは生産活動部門=ライン業務の連携です
この部門が工場としての付加価値を直接的に生み出している部門ですので、まずはここにフォーカスします
矢印が市場起点になっているのは「モノの流れ」でなく「問題発生時の情報の流れ」の観点で表しているためです
市場の需要に合わせた立てた出荷計画に何らかの問題が発生した場合、製造部門へ情報を渡し生産の変更を検討します
その情報は部品製造部門、調達部門にに共有され部品納品計画、部品生産計画に反映させます
そして生産管理に伝え、生産全体の問題がないかを確認
まずは、この連携の重要性を理解してもらいます
生産サポート部門の連携
生産サポート部門とは、先の生産活動部門が生産できるようにリソースを提供する部門になります
「品質」「製造技術(メンテナンス)」「商品開発」「人事」「経理」
部門ですね
これらの部門は、リソースを提供するだけでなく、生産活動部門に問題発生時には即座に動いて対応しなければなりません
人が足りなければ「人事」
お金がなければ「経理」
設備が壊れれば「製造技術」
品質問題なら「品質」「商品技術」
丘の問題は「経理(ファイナンス)」
てな感じですね
先ほどの図を合体させました
経理部門との連携
さらに連携が必要な部門が経理部門です
生産活動の結果使った費用の情報は経理部門が集計します
その時、無駄な費用が掛かった場合、各部門にフィードバックして問題の改善を促さなければなりません
経理からのフィードバックを追加しました
縦の連携(上司部下との連携)
これに加えて、もう一つ大事な連携があります
上司部下の連携です
これを促すため、社長の報告は原則GMにさせることを進めます
GMが部下に報告を任すと、GM自身による問題の把握を怠ることがよく発生します
それで結構、部門内の連携は進むものです
出荷部門のところに部門内での連携を加えました
これで、関係者全員の連携が見えるようになりました
まとめ
みなさん
いかがでしょう
当たり前と言えば当たり前ですが、私はこの図を結構気に入ってます
各部門との連携をイメージしやすくなり、実行しやすなるのではないでしょうか
部門間連携で悩んでいる経営者の皆さんの参考になればうれしく思います
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