海外赴任を14年くらい続けております
コロナもあり、リモートでの会議が普通になってきたので、もう帰任するまでは日本の拠点に出社することはないだろうと思っていたのですが、思い直して日本の拠点を訪問することにしました
その時感じたことを記事にしてみたいと思います
ひとりのサラリーマン独り言ですが、
こんなサラリーマンがどんなことを考えながら仕事をしているか、世間話的に読んでいただければ幸いです
前回は、長く日本の拠点を訪問していなかった私が、久しぶりに日本の拠点を訪問するに至ったところまでの話です

今回は実際の訪問記(最終回)です
日本の拠点巡り
新しい部門に移ったために、日本側との人間関係がほとんどない私
仕事をし難いと感じ、「もう訪問することはない」と思っていた日本の拠点3か所を訪ねてきました
私の新しい部門の拠点は主に、滋賀県、群馬県、東京都心の3か所にあります
結構異動が大変なのでしたが、
1日目 滋賀県 2日目 群馬県 3日目 東京都心⇒夜くマレーシアへ帰国
というスケジュールで回りました
滋賀県の拠点は工場とスタッフ部門
群馬県は工場
東京は本社機能
てな感じです
工場訪問
新たに移動した部門ですので今まで担当していた商品とは異なります
当然、製造の仕方も異なりますので親元の製造を見て勉強しようと思って訪問しました
◇滋賀工場
今の日本の工場って感じで、
海外の工場に比べ生産品目を集約し、すっかり縮小されていて非常にこじんまりとしていました
日本国内市場向けが主な目的です
一見すごく整然とモノが流れており、「さすが」と思ったのですが、
よくよく見ると製造している品種も限られているので、自動化や最適化しやすい背景があることがわかりました
私の担当工場は、生産品目が多く生産品目の切り替えや部品の種類が多く、工場が雑踏としているの悩みなのなのですが、それとはかなり異なる環境でした
とはいえ、自動化とかやはり日本と思わせる面も多く、早く海外にも展開したいものです
◇群馬工場
ここは多品種少量生産の工場
案の定、非常に雑多な工場で、見る限り非効率な生産していました
同じ悩みを抱えると感じ、一緒にアイデア出し合って改革進めたい部門でした
私の担当している工場とは異質なものを生産している部門もあり、それはそれで非常に興味深く拝見しました
やっぱり、モノづくりの現場で新しいものを見るのは非常に楽しい時間です
スタッフとの打ち合わせ
工場の見学は。まぁそれなりに興味深く拝見し、勉強になる時間でしたが、スタッフとの打ち合わせはそうはいきませんでした
私は、軽い顔合わせくらいの気持ちで訪問したのですが、非常に甘かったようです
待ち受けていた側は、「マレーシア拠点の社長が来る」ということで非常に周到な準備をされていました
海外の拠点にいると、私との打ち合わせをする場合、スケジュールを調整し、リモート会議の案内発信
そのための議題、目的はしっかり設定するのが前提になってきます
それを要求しているわけでなく、自然とそんな感じならざるを得ない感じですね
ところが、
訪問して直接F2Fで話ができるとなると、相手側はここぞとばかりいろんな議題を設定して、私の考えを聞き出そうと準備していました
こちらは私一人、相手はそれなりの人数を用意して
「相談があるのですが・・・・」
ほとんどの部門はこんな感じで始まり、今抱えているいろんな問題点を渡しにぶつけてくる感じでしたね
正直なところ、
「こんな問題あるなら、もっと気楽に頻繁にリモートで話したらええのに」
とも思うのですが・・・・
なかなか心理的にそうもいかないようです
おかげでたくさんの宿題をいただいてしまいました
もう一つ、
やっぱり人が多い
一部在宅勤務していると聞いているのですが、それでも人が多い
打ち合わせした人たちも、部長さんから担当者まで、「こない人いるんかいな(+_+)」
って感じで、やっぱり少々悲しい気分になりました
私が、長く日本の拠点を訪問しなかったことは正解だった
と改めて感じました
東京の本社部門訪問
東京には部門長はじめ多くの部門の本社機能(経営企画、人事、経理、他)があります
最近、なぜか都心に本社機能を集約しているようです
久しぶりに東京の都心を歩いたのですが、田舎者には疲れますね
都心にある本社に訪問
「家賃たかいやろな~~」
と思うような立派なオフィスビルにたくさんの人たち
正直、
「なんでこんな費用がかかるところで仕事してるんやろ~~~」
って思いました
工場で1円のコスト削って仕事している身分としては非常に悲しい気分になります
全然、ほかの拠点に本社機能を置いても全然問題にならんやろうに
無理に東京に集めることで、引っ越しした人もいるみたいでその費用も結構掛かるし
唯一のメリットは人材を集めやすいことくらいかと
それも、費用対効果としてどうなんやろ
みたいな、いろんな感情がわいた訪問でした
まとめ
今回4年ぶりに日本の拠点を訪問して感じたこと
「次、日本の拠点に行くときは、退職手続きするときやな」
いろんな人と直接話すことによる多くのメリットは実感して有意義な訪問だったとは思います
しかし、
タイの会社を閉めた時の感覚は、やはり私から消えることは無いようでした
現地で頑張って働いときます
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