海外の製造会社で長く仕事をしています
そんな私に、定年まで1年切った時点で、突如日本の帰任の話が来ました
あくまで打診ですが・・・
極めて個人的な話で、皆様のお役に立つような話ではありませんが、私個人の備忘録として今回書き残すことにしました
今後のサラリーマン生活
私、プロフィールに書いているように1965年生まれの59歳
あと1年未満で定年退職を迎えます
ちなみに、現在の法律、制度では定年後も本人が希望すれば65歳まで定年再雇用等で同じ会社で働き続けることができます
しかし、この歳ですし、少なくとも日本に帰国して現在の会社で働き続ける気持ちは全くありませんでした
といいますか、この歳で今更日本への異動などありえない思っていました
もし、現職の海外製造会社のポストを交代しろと社命があるなら退職しますし、
仮に、継続を指示されても退職する気持ちの方が圧倒的に強く持っていました
理由は、中小企業診断士の資格を取って診断士としての仕事をしたかったからです
ただ、現職を3年未満で離れることが気がかりで、
現職継続で再雇用のオファーをもらった時は少し悩むかも
破格の条件を提示されれば、それは私を評価してくれているということなので、
再雇用を受けることも考えようと思っていました
上司の副社長からの連絡
そんな感じで今後の自分を考えていたら、このタイミングで突然、副社長から1on1ミーティングの依頼が来ました
「こんな時に何???、なんかややこしい問題残ってたかなぁ??」
って気分で、いざ面談
「日本の工場に戻ってくれないか」😱
はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
全く予期しないオファー
日本の工場は、生産が海外に移り、どんどん縮小し極めて難しい状況になっているのは知っていました
そこで、何とかテコ入れをしなければならないことで、工場経営の経験豊富な私に白羽の矢が立ったようです
「君は、海外で非常に実績上げた。ぜひ日本の工場でもその実力を発揮してほしい」
「日本は本当に困っている、力を貸してほしい」
「君が今の工場を担当してから、工場の改革の推進は目を見張るものがある」
いままで聞いたこともないような表現で私を持ち上げ、説得しようしてました
私の対応
私の弱点
このように予期しないことを言われたとき、動揺し適切な回答ができない🤣
過去、多くの人事に関する話は予期しないことが多く、その度動揺し適切に答えられなかったのは自信あります
会社に言われるまま海外を転々とするサラリーマン人生を歩むことになった原因の一つかもしれません
ほんで、この時も同様で
・実力を評価されたいるようで妙に気分ええやんね
・今更なんで日本で仕事やねん
・評価してるんやったら給料上げんかい
・2年以下で現職から異動はないやろ
・再雇用前提やんけ??俺、辞める可能性高いって言うたよなぁ
・でも誕生日に退職するでオレ
・後任誰やねん、なんでせっかくここまで改革して途中で引き継がなあかんねん
みたいなわけのわからん感情が吹き上がり、
結局、何言ってるかわからん返答して、打診だけされてその会議は終わりました
ただ過去の経験で、異動の打診でそのホントの理由を言わないことは普通にあることくらいは知っています
2日ほど考えました
その日、仕事が終わった後、
「このタイミングで日本に帰って定年後も会社で働くって??」
いろいろいっぱい考えました
まずは、「やっぱり理由がわからん」
今の工場は弊社の最大の製造会社です
日本の工場(ここも製造会社です)はどんどん生産が減り縮小している工場です
いくら上司が「重要な工場」と言うても、私にはそう思えず
「左遷された」
という感情がわきました
しかし、上司は「君の実力を見込んで・・・・」という
現職での実績は多くの人に認められるレベルで改革を実行してきた自信あり
「左遷??? なんかちゃうよなぁ 悪いことしてないし」と思って
次が
「若手にポストを譲れ」か??
確かに本社改革で幹部ポストが若干減るために、私より若い幹部の異動が必要なのは皆が思っていることでした
「その幹部にポストを譲れってことか???」
これは悩ましい
確かに、定年間近のオッサンより若手を優先することは大切なことです
私が、定年再雇用を望まない理由の一つでもあります
でも、残り数か月で定年迎える人材を今のポジションからこのタイミングで外すか!!
弊社では聞いたことない話です(問題を起こした場合は別ですが・・・)
「今までの貢献は全く無視かえ~」
と思いながらも、この時私は
「これやで、理由!!😫」
思ってしまいました
「ケビン、ものづくり好きやし、厳しい環境の日本の工場でも仕事してくれるやろ」
「定年再雇用すれば喜ぶやろ・・・」
と幹部に思われたか・・
なんか、悲しくなりました・・😭
その日は感情が高ぶり、久しぶり寝ることができませんでした
ですので、上司に今回の打診に対し、メールで返信しようと書き始めました
最初は、「ねんでやねん」って思いがあったので、どうしても不満を伝える内容になってしまいました
しかし書いている間に考えに変化が😯
「なんやかんや言うても、俺、定年再雇用それも待遇アップ期待してんのちゃうか」
だから、メール内容がどうしても中途半端
「結局俺はどうしたいんや・・」
これですよね
突然、まったく予期しない異動を言われて動揺して、原点忘れていろいろ考えて
結局文句言うだけか!!
思い直しました
「サラリーマンを辞めて、中小企業診断士として日本の盛業の発展に貢献する」
「最後のご奉公として辞めるまでの残り期間、このマレーシアの工場を全力で成長させる」
これです
ここ数年考えていたことは
「だから毎日必死で診断士試験の勉強しとんやないか」
それにもかかわらず、まだ待遇改善=給料アップに色気をもって、ぐちゃぐちゃ考えていた自分に気づいて思い直しました
ということで、結局一晩かかって
「現職継続、日本の工場どちらにしても、60歳到達時で退職し、定年再雇用は希望しません。そのうえで、異動の判断お願いします」
との旨メールで送ることにしました
この分を1日寝かせて文面を磨きあげ二日後に社長、人事担当役員に送りました
(重要メール、特に感情が入りやすメールが書いた直後に送ると失敗することが多いです)
ほんで、最終的にどうなった
副社長からの返信は
「人事担当役員と話しますが、再考をお願いします」
でした
早々に返信いただけたことは有難かったですが、
「人事担当役員とのお話の結果をお待ちしておきます」
と返信し、あとは返答を待つこととしました
しばらく時間がかかるやろなぁ~~
はよ結論ほしいよなぁ~~
社長はこの話知っとんやろか~~~
みたいなたことを考えていました
しかし、結論は意外に早く来ました
メールを出した翌日、突然社長からメールが来て😯
「副社長から貴君の意思は聞いた」
「貴君の意思・チャレンジを尊重する。残りの期間現職で頑張ってほしい」
なんと、急転直下の満額回答
ちなみに社長は1年ほど前に外部から来た人で、私とは一度だけしか面識がありません
この間、本社でどのような会話があったかは知りません
こうして、私を動揺させまくった本件の決着ついた次第です
副社長からなんも言ってこないのは気になりますが・・・
騒動を通して
結局、異動打診の本当の理由はわかりません
社長も副社長も、本当に私の手腕に期待して日本の工場を立て直したかったのかもしれません
多少は、私の手腕を評価してもらった部分はあったでしょう
そうでなければ、今の工場を任せてもらっていない!!
しかし、弊社にとっては最重要拠点である今の工場に就任僅か1年10か月で異動の打診???
どうしても会社を信じることができなかった
これが、
「定年できっぱり辞めて、人生次のステップに進もう」
と腹決めすることができたのも事実です
そして、私の意思を尊重してくれた社長に応えるためにも、定年後
「いい加減な仕事はできん」
と、心地よいプレッシャーも今感じています
これで私の心を乱したお話はおしまいです
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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